加害恐怖を克服した方法

一時期の私は重症な加害恐怖を持っていましたが、今はかなり軽くなっています。
強迫行為や疾病恐怖は今でもかなり強いのですが、加害恐怖だけは軽いんです。
(最も重症だったときのエピソード ⇒ 不法投棄で逮捕されるのでは?

 

 

加害恐怖に限らず、強迫性障害の克服方法として一般的なのは「行わない」という方法でしょう。
不安を消すための確認や行動をしないという方法です。

 

しかし、実際に行動しないというのは難しいですよね。

 

今から私が加害恐怖を克服した方法を書きますが、これは一般的な方法ではありません。

 

私の加害恐怖克服方法

私が加害恐怖を克服した方法は、逮捕されることが日常茶飯事な人たちの世界を知ることです。

 

具体的には、元暴力団員や元暴走族の人が書いた本、詐欺や闇金などの裏社会に精通したジャーナリストが書いた本を多数冊読んだことです。
書籍だけでなく、ブログや掲示板などインターネット上の情報も読み漁りました。

 

もともと、加害恐怖を治すためにそういった情報に接していたわけではありませんが、そういった世界を知れば知るほど、加害恐怖の症状が薄れていくようになったのです。

 

なぜ加害恐怖が治ったのか

そもそも加害恐怖を持つ人というのは、逮捕や訴訟などを恐れています。
そりゃあ、誰だって恐れますが、加害恐怖を持つ人は過度に恐れすぎているのだと思います。
なぜ恐れるのかといえば、自由、信用、財産などが失われるからでしょう。

 

逆に、アウトローの世界の人たちは、過度に恐れなさ過ぎています。
微罪での逮捕ならば、「どうせ20日で出られるよ」とのん気に過ごせちゃったりするそうです。
懲役刑になれば、さすがにダメージも大きいでしょうが、我々一般人に比べれば失うものが少ないです。
信用を失うどころか、その世界では箔が付いてしまいます。

 

そういった人たちの価値観を少しばかり知ったことにより、自分は逮捕や訴訟を恐れすぎているのではないかと感じるようになったのです。
そして、万が一なにかの事件の加害者になってしまっても、それで自分の人生が終わってしまうことはほとんどないと思えるようにもなったのです。

 

 

被疑者として逮捕された場合にどうなるのかを知っておくのも重要です。
警察で留置され、検察に身柄を送検され、起訴され、裁判にかけられる。

 

自分が心配している罪状の判例なども知っておくと良いでしょう。
人間はわからないことに対して不安になるものです。
ある程度のことを知っていれば、少し不安を減らせるはずです。

 

堀江貴文という不屈の人

ホリエモンこと堀江貴文さんの存在も、私の加害恐怖の症状を和らげてくれました。
ホリエモンは元受刑者です。
服役中も刑務所の中から有料メルマガを発行し続けた前代未聞の人です。

 

私の感覚では、逮捕され、世間からバッシングされ、刑務所に入るということは、人生の終わりを意味します。
しかし、ホリエモンは全然終わってないんです。
出所した現在も、様々な事業を手掛けて精力的に活動しているようです。

 

まとめると

つまり、これまで未知の世界だった『逮捕』というものを知ったことによって、意外に人生は終わらないんだと理解できたことが、加害恐怖の克服に役立ったのだと思います。
逮捕などへの過度なレベルの恐れを、普通のレベルの恐れに引き下げることができた、といってもいいでしょう。

 

加害恐怖の万人に通用する方法ではありませんが、この方法が役に立つ人もいるのではないでしょうか。