加害恐怖記事一覧

昨今、インターネット関連の犯罪で逮捕者が出たという報道は日常茶飯事です。インターネット関連の犯罪は、リアルな犯罪(窃盗、傷害など)に比べると、自分のした行為が犯罪だと認識していないケースの多さが特徴でしょう。私も知らず知らずのうちに、インターネット犯罪を行ってしまったのではないかと不安になることがあります。実際に逮捕者が出たという報道を聴けば、強迫性障害患者でなくても不安になることはあるでしょう。...

掲示板やtwitterなどに芸能人への殺害予告を書き込みし逮捕されたという報道は珍しくありません。twitterでは芸能人と直接コミュニケーションを取れるがために、若者の友達同士のノリで冗談で書き込みをするケースもあると思います。要は、芸能人に構ってほしくて、わざと過激な発言をするのです。書き込んだ本人が、いくら冗談だったと言っても、相手に恐怖を与えたことは変わりませんから逮捕されます。私は、特定...

インターネットの世界は著作権侵害で溢れています。他のサイトの画像を、引用の範疇を超えて転載。アニメ画像をtwitterのアイコンに使用。人気ミュージシャンの楽曲の歌詞をブログに転載。これらはすべて、著作権侵害の犯罪です。ブログやtwitterをやっている人で、何かしらの著作権侵害を行っている人はかなり多いでしょう。しかし、著作権侵害は親告罪であるため、著作権者の告訴がなければ、逮捕されることはあり...

不正アクセスとは、他人のIDとパスワードを勝手に使用して、SNSやオンラインバンクなどにログインする行為のことです。企業のデータを盗みとったり改ざんしたり、オンラインバンクからお金を不正送金したりすることが目的の不正アクセスもあれば、知人のSNSを覗き見することが目的の不正アクセスもあります。目的はともあれ、他人のIDとパスワードで勝手にログインした時点で犯罪は成立します。近年では、オンラインゲー...

私が経験した強烈な加害恐怖体験の一つが、「他人の自転車を壊してしまったかもしれない」事件です。正確には、『自転車』ではなく、『自転車のライト』です。事件の発端その日、私は所用のため、オフィスと商業施設が一体となった大型ビルを自転車で訪れました。ビルの1階にある駐輪場は既に満車状態。満車どころか、わずかな隙間にも自転車が詰め込まれるように駐輪されていました。朝の通勤電車は乗車率200%になることも普...

「自動車を運転しているときに人を撥ねてしまったかもしれない」と不安になるのは、加害恐怖の典型的な症状らしいです。私は自動車ではなく自転車で似たような症状があります。季節は春、夕方の薄暗い時間帯。場所は、歩道はなく路側帯のある住宅街の道路。歩行者も自動車もそこそこ交通量の多い道でした。自転車で走行中だった私は、前方を歩く主婦っぽい女性の右側をゆっくりと追い越しました。そのときに、私の自転車の左ペダル...

私はコンビニやスーパーなどで買い物をする際、万引きをしてしまわないように気を付けています。もちろん、意図して万引きすることなどあり得ないです。しかし、ついうっかりで万引きしてしまうことはあり得ないとは言えないと思うのです。例えば、手に商品Aを持ったまま他の商品Bを探しているものの、結局商品Bが見つからず、商品をAを手に持ったままお店を出てしまうのではないかと不安になるのです。ボーっとしていると、自...

私の加害恐怖エピソードの中で最も強烈なのが、不法投棄事件です。食べかけのプリンを、河原に不法投棄してしまった事件です。事件の発端深夜の河川敷を自転車で走っていた時のことです。川の水のすぐ脇まで行き、そこで休憩を取ることにしました。コンビニで買ってきたプリンを食べていると・・・ボトっとプリンが地面に落ちたのです。もったいないと思いつつ、そのまま帰宅しました。加害恐怖が表れる帰宅後、就寝しようと布団に...

一時期の私は重症な加害恐怖を持っていましたが、今はかなり軽くなっています。強迫行為や疾病恐怖は今でもかなり強いのですが、加害恐怖だけは軽いんです。(最も重症だったときのエピソード ⇒ 不法投棄で逮捕されるのでは?)加害恐怖に限らず、強迫性障害の克服方法として一般的なのは「行わない」という方法でしょう。不安を消すための確認や行動をしないという方法です。しかし、実際に行動しないというのは難しいですよね...